ワンちゃんは狂犬病ワクチンと混合ワクチン、ネコちゃんは混合ワクチンを注射で接種することで体を守る免疫を獲得します。

狂犬病ワクチン

 ワンちゃんのみ接種が義務付けられているワクチンです。
 生後91日を過ぎたワンちゃんには、狂犬病ワクチンを年に1回接種する義務が国で定められています。 狂犬病ワクチンは年に1回、原則4月~6月の間に接種します。

 狂犬病ワクチンを打たない場合のデメリットとは?

混合ワクチン

 ワンちゃん・ネコちゃんでそれぞれ予防できる病気が異なっています。任意のワクチンですが、予防できる病気は伝染力が強く、死亡率が高い病気が多いので、予防が大事になってきます。

ワンちゃんの混合ワクチン

 5種混合ワクチンか7種混合ワクチンのどちらかを1年に1回接種します。(ワクチン抗体価測定も出来ます)

5種混合ワクチン  
 主に自宅の近辺のみで暮らしているワンちゃんにおすすめしています。

・ 犬ジステンパー
・ 犬アデノウイルス2型感染症
・ 犬伝染性肝炎
・ 犬パラインフルエンザウイルス感染症
・ 犬パルボウイルス感染症

7種混合ワクチン
 山や川に行ったり、他県に行くことのあるワンちゃんにおすすめしています。

(5種混合ワクチンに加えて)
・ 犬レプトスピラ病(2種)

ネコちゃんの混合ワクチン

 3種混合ワクチンか5種混合ワクチンのどちらかを1年に1回接種します。(ワクチン抗体価測定も出来ます)

3種混合ワクチン
 主に、家の中で過ごし、外には出ることのないネコちゃんにおすすめしています。

・ 猫ウイルス性鼻気管炎
・ 猫カリシウイルス感染症
・ 猫汎白血球減少症

5種混合ワクチン
 外で他のネコちゃんと接触する可能性のあるネコちゃんにおすすめしています。

また、初めて5種混合ワクチンを接種するネコちゃんは、猫白血病の検査が必要になります。ご希望があればお電話でお問い合わせください。

(3種混合ワクチンに加えて)
・ 猫白血病ウイルス感染症
・ 猫クラミジア感染症

ワクチン接種後の注意点

  ワクチン接種後にまれに副作用が出ることもあり、命に関わることもあります。
 特に、ワクチン接種後、1時間以内に以下の症状がでた場合はすぐに病院までご連絡下さい。

  • 顔面が腫れる
  • ぐったりしている
  • 蕁麻疹(じんましん)が出る
  • 呼吸が荒い
  • 吐く、下痢をする など

 この他、ワクチン接種後に少しでも普段と様子が違う場合や、ワクチンに関してご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。