愛犬をフィラリアから守ろう
「フィラリア」という言葉を聞いたことがある飼い主さんは多いかと思いますが、フィラリア症の原因・予防の必要性・予防薬の種類について解説します。
■ フィラリア症とは?
フィラリア症とは、蚊を媒介に感染する寄生虫による病気です。
フィラリア(犬糸状虫)は、蚊に刺されることで子虫(ミクロフィラリア)が犬の体内に入り心臓や肺の血管に寄生します。
進行すると、以下のような症状が見られます:
咳が出る・元気がない・疲れやすい・呼吸が苦しそう・虚脱・お腹が膨れる(腹水)
そして、重症化すると心不全を引き起こし、死に至ることもあります。
初期は無症状のことも多く、症状が出る頃には重篤な状態になっているケースも少なくありません。
■ なぜ予防が必要なの?
フィラリア症は一度感染すると治療が難しくなることもあり、予防がとても重要です。
幸い、現在は高い効果のある予防薬が多数存在しており、正しく使えばフィラリア感染を防ぐことができます。
■ 予防の時期はいつからいつまで?
フィラリアの予防薬は「蚊に刺された後に体内に入った子虫を駆除する薬」なので、蚊の出始めの1ヶ月後から投薬をスタートするのが一般的です。
今年は3月末に暖かい日が続いたため4月末頃にはフィラリア予防を開始することをお勧めします。
▶ 4月〜12月まで、月に1回の投薬が必要(※地域・年により異なる)
■ フィラリア予防薬の種類
当院では、以下のような予防薬をご用意しています
錠剤・粉タイプ:シンプルに飲ませやすい。
チュアブルタイプ:おやつ感覚で食べられるソフトタイプ。
スポットタイプ(背中に垂らす):皮膚に滴下して投与します。
わんちゃんの性格やライフスタイルに合わせて、最適なタイプをご提案いたします。
■ 予防を始める前には「血液検査」が必要です
過去に予防を中断していた場合や、初めて予防を行う場合には、フィラリア感染の有無を確認する血液検査が必要です。
もし感染している状態で予防薬を投与すると、体内のフィラリアが死滅してショック症状を起こす可能性があります。
まとめ|フィラリア症は、予防でほぼ100%防げる病気です。
症状が出てからでは遅く、命に関わるリスクもあります。
大切な家族の健康を守るために、毎年の予防をしっかり行いましょう。
フィラリア予防をお考えの飼い主様は、ぜひ当院までご相談ください。
わかりやすく丁寧に、愛犬に合った予防プランをご提案いたします。